歯の黄ばみが落ちない!

歯の黄ばみがなかなか落ちない理由



ドラッグストアなどで「ステイン対策」と書かれた歯磨き粉をよく見かけますよね。
でも、実際に買ってみると全然白くならなくてがっかり・・。

そんな経験はないでしょうか?


実は、一度固着してしまった歯の黄ばみ(ステイン)は歯磨き程度では中々落ちないんです。

ステインは毎日の歯磨きだけでは落としきれない


まず、勘違いしがちな点として、ステイン対策の歯磨き粉は、あくまで「予防」です。

つまり、歯に固着したステインを除去するのではなくて、ステインが付着しないように予防するための歯磨き粉なんです。

歯に固着したステインは、日頃の歯磨きくらいでは落ちないくらい強固に付着しています。

豆知識


ステインの原因となる着色成分とエナメル層の一番外側の層「ペリクル層」が化学的に結びついくことで歯が黄ばむ。
特にチョコレートやワイン・カレーなど色が濃い食べ物は、より黄ばみやすいと言われている。


なので、ステイン対策の歯磨き粉とホワイトニング歯磨き粉は兼用、もしくは使い分けることで効果を実感できると言えます。




最近では、両方の効果を持つ歯磨き粉が売っているよ。
いろんな歯磨き粉があるから探してみるのも面白いかも。


歯磨きの仕方によってはステインが付着しやすくなる場合がある


ステインを落としたいが為にゴシゴシと強く歯磨きをするクセがある方は要注意。
歯のエナメル層が薄くなり、より黄ばみが目立つ原因になります。

エナメル層が薄くなると歯の中心にある象牙質の色が目立つようになってしまうのです。



さらに、歯のエナメル層が傷つくことで、そこにステインが入り込み、より黄ばみの原因になってしまいます。




傷だらけのまな板って、洗っても洗ってもなかなか汚れが落ちないよね。
それと一緒だね。
でも、まな板は買い替えができるけど、歯はできないよ。


例えば、ホワイトニング効果が高いと聞いて、毎日重曹で歯を磨く方は注意。
たしかに歯は白くなりますが、歯を研磨するため大きな負担になっています。


【危険すぎ!】重曹やレモン汁を使ってホワイトニング!白い歯になるけど・・・



    チェックポイント
  • ゴシゴシ強く歯を磨いてない?
  • 研磨剤・重曹など特殊な仕方で毎日歯を磨いてない?


タバコを吸う方も要注意!


喫煙をされている方は特に歯の黄ばみで悩んでいるという声を耳にします。

煙草に含まれる「ニコチン」「タール」はステインの原因です。
しかも、唾液中のカルシウムと結びつくことで頑固な汚れとして歯に残りやすいのです。




歯の黄ばみは、放置すればするほど落としにくくなるよ。
もし、黄ばんでいる方は、すぐにステイン対策を!

歯の黄ばみにはどんなホワイトニング歯磨き粉が有効?


ホワイトニングができる歯磨き粉には「研磨剤によって歯の白さを出すもの」と「汚れを浮かせて本来の歯の白さを出すもの」があります。


    2つの違い
  • 研磨剤は、歯を削るが即効性がある
  • 汚れを浮かせるタイプは、歯を削らないが遅効性


1つづつ詳しくみて見ましょう!

歯を削るホワイトニング歯磨き粉





研磨剤が配合されているホワイトニング歯磨き粉は、歯の表面に付着したステインを削り落とす効果があります。

この一文だけ見ると効果が期待できそうですね。

確かに効果はあるのですが、歯の表面(エナメル質)まで削ってしまいます。
つまり、歯磨きのたびに細かな傷ができてしまうんです。




先程も言ったように、細かい傷に着色汚れが入り込む可能性があるよ。
まな板に付いた傷を想像してみて!


一番やっかいなのは、研磨剤配合の歯磨きをやめたとき、より黄ばみが悪化してしまうことです。

どういうことかと言うと、今までは細かい傷ができて黄ばみやすくなっている歯を、もう一度削って黄ばみを取り除いていたんです。

だから「白さを維持」できていたんですね。

それを途中でやめるわけですから、「研磨剤配合の歯磨き粉」を使う前よりも黄ばみが悪化してしまうんです。

豆知識

歯の内部(象牙質)は薄いクリーム色をしている。
象牙質が少しずつ露出してくることで歯が黄ばんで見えることもある。


現代ではそこまで強い研磨剤を配合しているものはないようですが、使用している歯ブラシの状態や歯磨きの仕方によっては多少なりとも影響する可能性はあります。

その点が心配な方は下記の成分が配合されていないかチェックしてみましょう。

    《研磨剤に該当する成分》
  • 無水ケイ酸
  • 炭酸カルシウム
  • リン酸水素カルシウム
  • 水酸化アルミニウム
  • 重曹


歯を削らないホワイトニング歯磨き粉





一方で研磨剤フリーのホワイトニング歯磨き粉は、汚れを浮き上がらせて落としやすくします。
こちらは歯を削ることがないので、安心して長く使い続けることができます。

特に、小さなお子さまがいる家庭や、加齢によって歯の厚みが薄くなってきたと感じる方におすすめ。

また、ホワイトニング歯磨き粉を探す時は口コミだけで購入を決めずに、必ず配合されている成分が自分に合っているのかもチェックすることも大切。

例えば研磨剤フリーのホワイトニング歯磨き粉で有名な「はははのは」。
このサイトでもおすすめの歯磨き粉として紹介しています。

はははのは口コミは悪い?【画像あり】購入者しかわからない真実

「はははのは」は「ポリリン酸ナトリウム」「メタリン酸ナトリウム」という2つのナトリウム成分でステインを落としやすい状態にします。

ステインを落としやすくした後は多種多様な植物由来の成分で以下の効果が期待できると言われています。

    《ホワイトニング効果》
  • パパイン酵素
  • ソープナッツ
  • ココナッツオイル
  • 米ぬかエキス

    《口臭予防》
  • ハッカ油
  • 重曹

    《ステインの再付着防止》
  • アロエエキス
  • ローズマリーエキス
  • セージエキス





重曹も配合されているけど、完全に溶解しているよ。
だから、研磨効果を期待して配合しているわけではないよ。

「はははのは」に含まれる成分を調べてみると、必ずしも研磨剤がなくとも歯の黄ばみを落とすことができることが解ります。
歯を大切にしながら白くしたいという方におすすめのホワイトニング歯磨き粉ですね。

どうしても歯の黄ばみが落ちない時に見直したい3つのこと


どうしても歯の黄ばみが落ちないという方は、あなたに合っていないホワイトニング用品を使っていたり、正しくない歯磨きの仕方をしている可能性があります。

歯の黄ばみを落とすために、下記の3つの点について見直してみましょう。

  • 正しい歯磨きの仕方で丁寧にブラッシングする
  • 古すぎる歯ブラシを使っている場合、買い換えてみる
  • 長年黄ばみを放置していた場合、諦めてクリニックでホワイトニングも検討





長年放置した黄ばみは、強力に歯に固着している可能性があるよ。
クリニックでホワイトニングするのも考えてみて!
あと、ホワイトニング後は、しっかりステイン対策すること!


ボロボロになったから買い換える」なんてことができない歯。
しっかり成分にこだわっている商品を選び、正しいお手入れの方法で白く輝く歯を目指しましょう!

 

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